2017年08月30日

いろいろな種類がある仏具とその意味

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お仏壇に飾る仏具には宗派によっても飾る仏具に違いがありますが、一般的に仏壇に必要とされるものは位牌と本尊、香炉、花立、燭台の3点です。この3点を「三具足」と呼び、花立と燭台を一対ずつにしたものを「五具足」といいます。

そこに茶湯器・仏飯器を供えたものを「七具足」、五具足に茶湯器1つと仏飯器1対高杯1対加えたものが「十具足」です。このように仏具には様々な種類があります。そして、それぞに意味が存在します。本尊は、宗派によって決まってきます。

それぞれの信仰する宗派にそった本尊を選ぶことが必要です。信仰心の対象としての意味を持ち、仏像や掛け軸のものがあります。位牌は、故人の霊が仮に宿る場所です。故人の戒名や死亡年月日を記入して祀ります。宗派によって置かないところもあり、浄土真宗などは位牌を起きません。

香炉は、仏壇飾りの中で最も大切なものの1つです。仏様や先祖へのお供えであると同時に人々への仏の慈悲を表します。香炉は、香りが隅々まで行き渡るという点で仏の慈悲に見立てられた道具です。花立は、常花や成果を先祖や本尊の供える道具です。

よく供えられる菊の花には、邪気を払う意味があり仏花として利用されます。仏教における花は、供養の道具として欠かせない物です。ろうそくをともす燭台は、仏様の知恵を表しています。ろうそくを灯すことにより、仏の導きを受けることができるという考え方です。

主にこの「三具足」と言われる道具が、宗派を問わず必要となる道具だといえます。