2017年01月16日

仏具も、時代と共に変わって行くのでしょうか

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見台と書いてケンダイと読みます。書物を読むために用いる台のことを指すそうです。落語などの日本の伝統芸能にも前に置く台として使われていますが、仏具の場合には、お寺や家庭の仏壇における、過去帳を載せる台のことを言うそうです。過去帳とは、これも仏具のひとつで、故人の戒名、俗名、享年などを記しておく帳簿になります。宗派によって異なるそうです。浄土真宗では、過去帳は仏壇の引き出しの中に入れておくもののため、略式のものになるそうですが、命日を確認する時にとても便利であり、仏壇の中の下の段に置いて過去帳を収めておくことも容認されているとのことです。

では今は、どのようなものがあるのでしょうか。木製が基本になりますが、純黒面金と純朱面金と言う色が施された、高級感溢れる雰囲気のものや、ケヤキの色をした高さを抑えた低見台、そして、こちらも低いものですが、過去帳抑えが付いたモダンなものもあります。現代風の仏壇に合わせるものだそうです。台が木製で、背板はアクリル製、過去帳押えがステンレス製になっています。驚いてしまうのは、今はネットオークションにも出品されていることです。もちろん少しでも安く手に入れられれば、それに越したことはないのですが、仏様のことに使うものと考えると、考えてしまう方々も多いのではないでしょうか。

とは言え、商売な訳ですから良いことなのかもしれません。もちろん専門に扱うお店でも販売していまして、価格もそれぞれのようです。ガラス台のレインボーと言う名のものもあります。一見、スマートフォンに使う最先端の器具にも見えるのですが、過去帳を開いた時に、閉じることのないように突起物が付いていると言う工夫がしてあります。仏具の分野も時代と共に、基礎は変わらず、見栄えは変化して行くのでしょうか。

[参考]
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